コメント:(memo) ※在庫切れです※●20世紀末、京都発伝説の超絶浮遊ロックバンド「ドリルマン」による2000年にTag Rag Recordより発売されるも現在廃盤中のサードアルバム「VESA」 待望のリマスター再発!!! BEATCRAZYの誇るカミソリより鋭いと唄われたパンクバンド「ヘルライザー/ HELLRISER」を前身とし、その主要メンバー、QZO(ボーカル&ギター)、シホ(ベース)、タニガワ(ドラム)の3名により1992年結成。QZOのギターの織りなす半音音階がぶつかり合う限りなく美しい不協和音による爆音を基調としたただならぬ浮遊感とスピード感は他を遥かに凌駕し、サイケデリックの一言ではくくれない限りなく不可能に近い一体感は聴くもの達の耳をとらえて離さなかった。この第1期メンバーにより、ファーストアルバム「リカオン/RICA-ON」およびセカンドアルバム「Take Your way」を発表。その後、現在PARA、Kruispunt、EP-4等で活動中のキーボード奏者、イエグチシゲキとJESUS FEVERのチャイナを迎えライブ活動を続けるもシホとチャイナの突然の脱退によりQZOとイエグチの二人編成バンドとなる。更にその後、ドリルマンは1998年、QZO、イエグチ、カオリ(ベース)、ターコ(ドラム)、プリティー(パーカッション)の5人編成による黄金期を迎え、従来の横の浮遊感のみならず天と大地ともしっかり繋がる縦くの軸も確立され大宇宙と母なる地球をつなぎつつも浮遊を続ける独自のサウンドを揺るぎないものとする。 通算3作目となる本作「VESA」は、エレクトロと生パーカッションの融合による反復(ループ)を基調としたミニマル・ポップな仕上がりで、そのサウンドは、時代を越えた普遍性を感じさせずにはいられないものであった。伝説のレコーディング・エンジニア前川典也氏の主催によるTAG RAG RECORDならではのスタジオワークが今なお色あせない透明感を生み出したのは記憶に新しい。当作品は、惜しまれつつも永らく廃盤となっていたが2012年にCONVEX LEVELの渡辺良氏が新たにリマスターを手掛け、ここにナスカ・カー・レコーディングスを通して待望の再発と再流通を果たした作品。