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井出靖の新刊であり、展覧会『井出靖が収集した日本のロックポスター展 -1969年から1986年まで-』の公式図録『JAPANESE MUSIC POSTER SCRAP - ROCK』。
本書は、日本のロック、パンク、フォーク、ソウル、ブルースといった多様な音楽ジャンルに焦点をあてた
ポスター全442点を撮り下ろし、全415ページのフルカラーで構成された圧巻のビジュアルブックです。
著者である井出靖が、自身の自伝『Rolling On The Road』の資料を探し始めたことをきっかけに、5年前から少しずつ日本のロックポスターやフライヤーを収集し始めました。
それまで日本の音楽のポスターは一枚も持っていなかったという氏が、編集を重ねる中で「これは形に残さなければならない」という想いに駆られ、一人の妄想から本書の制作がスタートします。
その過程で、展示にふさわしい会場を探し、目黒区美術館区民ギャラリーと出会ったことからプロジェクトは加速。
展覧会の開催に合わせて本格的な編集作業に没頭し、気づけば教科書のような、資料集のような、濃密な一冊が完成しました。
本書は、2025年2月に開催されたポスター展と、同年3月に開催されたチラシ展の公式図録でもあります。
ポスター展はわずか5日半で来場者約2,000人を記録し、初版2,000冊は2ヶ月で完売。
今回の重版を機に、さらに多くの人々にこの貴重な資料が届くことを願っています。
-特別寄稿から一部抜粋-
これはとんでもない国宝級の資料であり、日本人が世界に誇るべきオリジナルREBELミュージックのアザーサイド集大成であり、当時の衝撃が真空パックされた極上の教科書でもあると思います。
高橋 盾(UNDERCOVER)
※全415ページ(フルカラー)※
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